南海トラフ大地震における道の駅の災害支援
「道の駅」は、「休憩、情報発信、地域連携の機能を持つ地域とともにつくる個性豊かな賑わいの場」の定義を持つ公共施設である。農山村地域に賑わいを呼び、ドライバーの利便と地元のニーズが合致して、交流拠点をつくり、地域振興に寄与し、地方創生のモデルとして考えているところが増えた。一方「道の駅」は、幹線道に接してオープンスペースを有し、日頃の交流や情報拠点となり、食糧があり、周辺には井戸水を有する農家も多く、災害時に対応しての一時避難場所や防災拠点としての位置づけが期待される。
そこで、災害緊急時に機能し得る「道の駅」の防災対応を日頃から考慮して決めておくためのガイドラインや対策、防災施設・情報機能の受発信、自家発電装置や情報設備の設置の検討等の研究を行っている。